妊娠食育研究会とは
現代妊婦の低栄養化の問題に関心のある医師・助産師・栄養士等が議論を重ねるうち、妊娠食育研究会が発足しました。
当研究会は、妊産婦を含めた女性の食育に関する研究を行い、健康及び医学の進歩発展を図ることが目的です。
新たな生命は人類にとってかけがえのない最も大切な宝物です。その生命を母体の中で育み、出生後には哺乳で健やかな成長を得られると疑いもしなかったのに、疑念が生じて来ています。近年の豊かで便利な生活がもたらす生活習慣は母体を不健全に導きかねないリスクを秘めています。好きなものを好んで食べるということは嫌いなものは永遠に栄養として摂取されていない可能性があるからです。生命の根源となる栄養が、食事から摂取されていることを改めて認識し、毎日の食事を見直し、健全な生命の育みを食育から実現しようとの考えから食育研究会を発足させました。決して高いハードルを用意しているわけではありません。実現性・継続性のあるプランを考えて実践することが目標です。是非、この運動に加わって多くの人々に食の大切さを伝えていただきたいと思います。
医学博士 慶應義塾大学医学部
産婦人科学教室 准教授
末岡 浩
【医師】
末岡 浩 慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
中野 眞佐男 けいゆう病院 産婦人科
福井谷 達郎 さいたま市立病院 産婦人科
【助産師】
山本 智美 聖母病院
小川 朋子 聖母病院